日本語の先生になろう。

日本語教育能力検定試験に独学で合格するにはvol.1 試験概要編

一覧に戻る

2021年5月6日(木)

Category:コラム

はじめに

こんにちは。三幸日本語教師養成カレッジの青山豊です。

日本語教師として教壇に立つために満たすべき条件のひとつである日本語教育能力検定試験については、当コラムでも過去にご紹介しました。

 

日本語教育能力検定試験とは?

https://www.sanko-nihongo.com/column/jltct/

 

日本語教育能力検定試験の難易度

https://www.sanko-nihongo.com/column/jltct-level/

 

本コラムでは、独学で検定合格を目指している方々に向け、「日本語教育能力検定試験についての基礎知識」を簡単に確認した上で、勉強の進め方やおすすめ書籍、勉強のポイント等を数回に分けてお伝えします。

 

日本語教育能力検定試験について

試験の科目、解答時間、配点、測定内容は以下の通りで、令和3年度についても変更はありません。

科目 解答

時間

配点 測定内容
試験Ⅰ 90分 100点 原則として、出題範囲の区分ごとの設問により、日本語教育の実践につながる基礎的な知識を測定する。
試験Ⅱ 30分 40点 試験Ⅰで求められる「基礎的な知識」および試験Ⅲで求められる「基礎的な問題解決能力」について、音声を媒体とした出題形式で測定する。
試験Ⅲ 120分 100点 原則として出題範囲の区分横断的な設問により、熟練した日本語教員の有する現場対応能力につながる基礎的な問題解決能力を測定する。

 

この表からわかることは……

1 試験が試験Ⅰ、試験Ⅱ、試験Ⅲの3つの部分に別れていること。

2 試験時間の長さがそれぞれ異なるということ。

3 試験Ⅰ、試験Ⅱ、試験Ⅲの配点を合計すると240点になるということ。

 

結構難関と思っておこう

試験を受けるときに気になるのは試験の難易度、「合格率」ですよね。この試験を実施している公益財団法人日本国際教育支援協会のサイトで公開されている情報をもとに、過去三年分の合格率を受験者数や合格者数とともにまとめてみました。

年度 平均点

(推定)

合格最低点 合格率 合格者数 受験者数
平成30年度 163.7 165/240 28.3% 1,937人 6,841人
令和元年度 163.3 165/240 28.3% 2,659人 9,426人
令和2年度 160.1 162/240 28.7% 2,613人 9,084人

(参考資料:http://www.jees.or.jp/jltct/result.htm

 

この表からわかるのは…

1 合格最低点(推定)165点前後である

2 合格率は約28%である

3 受験者数、合格者数ともに平成30年度から令和元年度にかけて大幅に増加し、令和2年度はほぼ横ばいである

 

といったことです。

 

試験の合計点は240点ですから、

165/240 ≒ 70%弱

の得点力があれば合格できるテストであることがわかります。

 

もちろん独学で合格を目指す人にとって「7割」というハードルはけっして低いハードルではありません。しかし、独学を目指すみなさんのために、本コラムでは今後、指針となるポイントを具体的にお示しして参りますのでご安心ください。

 

次回は「過去問」の使い方についてお伝えいたします。

 


執筆:青山豊

(プロフィール)

日本語教師歴約30年。日本語学校、日本教師養成講座の現場で活躍。

2001年度~2020年度まで20年連続で日本語教育能力検定試験合格中。

“検定から学び続ける”をモットーに、現役日本語教師にも役立つ【知識】と【実践力】を融合させる検定試験対策講座を行っている。


青山豊講師が担当する日本語教育能力検定試験無料体験セミナーの内容はこちら

一覧に戻る