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2021年度日本語教育能力検定試験 速報レポート その1

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2021年10月25日(月)

Category:コラム

こんにちは。

三幸日本語教師養成カレッジで検定試験対策講座を担当している青山豊です。

 

昨日実施された日本語教育能力検定試験を受験してきました。

終わったばかりのこの試験について、今回から何回かに分けて受験レポートをお送りします。

 

まず第1回目の今日は「日本語教育能力検定試験は変わったか?」(その1)について考えます。

 

これについては……、「試験Ⅰについては、大きくは、変わらなかった」とお伝えしてよいかと思います。

 

その根拠となるのが以下の表です。

 

この表は、昨日の試験Ⅰについて、その大問ごとに

・テーマ

・出題数(=点数)

・区分

・キーワード

を記したものです。

 

テーマは、問題文を読んで、私が「名付けたもの」に過ぎませんが、どんな問題だったのかという、おおまかなイメージを持っていただくのには役立つと存じます。

 

出題数は、小問の数。これは昨年までと変わっていません。

 

区分は、検定試験の出題範囲の5つの区分の、どこからの出題かという意味です。

これも例年同様です。

 

こうして見ると

言語一般     40点

言語と教育    20点

言語と心理    15点

言語と社会    15点

社会・文化・地域 10点

 

という「大枠」は変わっていないことが見てとれます。

 

なおキーワードについては、ここでは私の印象に残ったものを一つだけ書きました。

次回はキーワードについて、より丁寧に見ていくことにしましょう。

また、冒頭に「試験Ⅰについては、大きくは、変わらなかった」と書きましたが、そのことの意図するところについても次回取り上げたいと存じます。お楽しみに。

では、また!

 

執筆:青山豊

(プロフィール)

日本語教師歴約30年。日本語学校、日本教師養成講座の現場で活躍。

2001年度~2020年度まで20年連続で日本語教育能力検定試験合格中。

“検定から学び続ける”をモットーに、現役日本語教師にも役立つ【知識】と【実践力】を融合させる検定試験対策講座を行っている。

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